/

この記事は会員限定です

春秋(12月17日)

[有料会員限定]

貧乏画家だった夫が、にわかに売れっ子になる。めざましい出世だが、妻はそれが嫌でたまらない――。太宰治が女性の独白体でつづった「きりぎりす」である。年賀状を300枚も刷らせた夫に、妻はつぶやく。「いつのまに、そんなにお知合(しりあ)いが出来たのでしょう」

▼この小説が書かれたのは1940年。昭和の戦前期は年賀状の習慣が定着し、35年には年賀切手が売り出されている。「きりぎりす」の夫のように、大量の賀...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り373文字

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン