古賀信行(野村ホールディングス名誉顧問) 私の履歴書(10)大量採用 - 日本経済新聞
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古賀信行 私の履歴書(10)大量採用

野村ホールディングス名誉顧問

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私が野村証券に入った1974年(昭和49年)は歴史的な大量採用の年だった。大卒総合職だけで約300人。このほかに短大や高校卒業者を含めて2500人くらい採った。それまでの野村は6~7000人くらいの会社だったから、陣容は一気に4割増し。4人に1人は新入社員という会社になった。これは80年代終わりから90年代のバブル採用よりも多い。

なぜこのような採用をしたのかとひと言で言えば「時代」だった。...

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古賀信行

世界的にも有名な大手証券グループのトップを長年勤めた古賀信行さんは、激動の金融市場を乗り切ってきました。経団連など金融・証券業界にとどまらない財界活動で新型コロナ禍に苦しむ日本経済の再生にも取り組みました。炭鉱の街、福岡県大牟田市で生まれ育ち、幼少期に激しい労働争議や炭鉱爆発事故を目の当たりにします。鹿児島市のラ・サール高校から東大に入学。就職した野村証券では人事や経営企画といった黒子役のほか、株式や債券の引き受けを経験して社内外に人脈を築きます。バランス感覚と広い知見はバブル経済崩壊後に野村証券が市場での地位を固めるのに欠かせないものでした。

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