「冤罪は国の恥」 2つの再審決定が映す司法の穴 - 日本経済新聞
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「冤罪は国の恥」 2つの再審決定が映す司法の穴

編集委員 石川淳一

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江戸時代中期、尾張藩に徳川宗春という藩主がいた。8代将軍、徳川吉宗の「ライバル」といわれ、質素倹約を打ち出した吉宗に対抗して積極的な景気振興策をとった。幕府に疎まれて失脚するのだが、名古屋ではいまも名君として人気がある。

その殿様が「温知政要」という施政方針を書いた。第3条にこうある。現代語風に言うと「1000万人のうち1人でも誤って罰しても国持大名の恥」。国政は誤ってもすぐに修正すればいいが、...

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