春秋(1月14日)
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おととい90歳で亡くなった歴史探偵こと半藤一利さんは、生きた忠犬ハチ公に会った体験を書いたり語ったりしている。4歳の折、東京の浅草から地下鉄などに乗り渋谷へ。ハチにせんべいをあげたという。下町育ちの昭和の生き証人は史実をグッと身近にしてくれた。
▼ボートに明け暮れた学生時代を経て、文芸春秋社へ。終戦時の政府や軍部、宮中の混乱を取材し「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」をまとめあげた。「週刊文...
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