プーチン氏、不気味さ漂う「演出なき」戦勝記念日
編集委員 坂井光
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世界が注目した5月9日のロシア対独戦勝記念日。過度な演出はなく、演説したプーチン大統領は感情を抑え気味で、対ウクライナについての内容もそれまでの主張をほぼ踏襲した。その意味するところは、戦闘の手詰まり感を映したものなのか。それとも――。
プーチン氏の演説で最大の焦点は「戦争宣言」と「兵士の大量動員」に言及するかどうかだった。ロシアではウクライナ侵攻はナチズムに対する「特別軍事作戦」と名づけている...

ウクライナ侵攻を決めたプーチン氏。なぜプーチン大統領は強硬な手段を取ったのか。最近の動向や米情報機関による分析、専門家・編集委員らによる解説記事をまとめています。最新情報も随時公開していきます。