春秋(1月11日)
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リオデジャネイロの海岸線や丘、あるいは女性の体のカーブにもたとえられる。ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーは、曲線や曲面の魔術を駆使した。小山のようにうねる屋根、宙に浮く円盤、らせんを描く巨大スロープ。どれもひと目でこの人のものとわかる。
▼首都ブラジリアの遷都にも深くかかわった。中央部の荒野に人工都市が誕生するのは1960年。「50年の進歩を5年で」を合言葉に3年あまりの驚異的なスピードで...
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