春秋(1月13日)
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不良っぽさが売りのロックバンド、アナーキーによる往年の人気曲に「団地のオバサン」がある。俺たちを横目で見ながら、ああなっちゃいけないとわが子に説く「一流とエリート」たちめ、という反抗の歌だ。設備は新型で広場に囲まれた団地は最先端の住居だった。
▼近年、老朽化や高齢化に悩む団地は多い。しかし、きのうの本紙朝刊「私見卓見」欄が掲載した大阪府住宅供給公社職員の投稿によれば、古い建物をうまく生かす再生例...
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