ありのまま受け止める 佐々江賢一郎さんの人間観養う本
佐々江賢一郎・日本国際問題研究所理事長(リーダーの本棚)
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小説家になろうと思っていた。
小学5年生の時、本好きな両親が山岡荘八の『徳川家康』を読みふけっていて私にも読んでみろと。30巻近くありましたが、そこに繰り広げられる人間の愛憎劇や宿命とか、群雄割拠して生死を争うとか、天下統一までの過程でものすごい闘争がある。子供なりに世の中ってこんなふうになっているのかと感動したのを覚えています。
中学時代に自分の将来に影響を与えたのが夏目漱石です。特に『三四郎...
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