古賀信行(野村ホールディングス名誉顧問) 私の履歴書(21)持ち株会社化 - 日本経済新聞
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古賀信行 私の履歴書(21)持ち株会社化

野村ホールディングス名誉顧問

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氏家純一社長の下で私は企画担当の取締役を務めた。システム企画も管掌に入り、西暦が1999年から2000年に変わる時の「Y2K」問題を経験した。

最も汗をかいたのは、グループ会社の見直しだ。

野村証券は2001年3月に持ち株会社体制への移行を決めた。その前段階として持ち株会社の傘下に入る「野村証券グループ」の会社と、そうでない「野村グループ」の会社とをきちんと分ける必要があった。複雑な株式の持ち合...

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古賀信行

世界的にも有名な大手証券グループのトップを長年勤めた古賀信行さんは、激動の金融市場を乗り切ってきました。経団連など金融・証券業界にとどまらない財界活動で新型コロナ禍に苦しむ日本経済の再生にも取り組みました。炭鉱の街、福岡県大牟田市で生まれ育ち、幼少期に激しい労働争議や炭鉱爆発事故を目の当たりにします。鹿児島市のラ・サール高校から東大に入学。就職した野村証券では人事や経営企画といった黒子役のほか、株式や債券の引き受けを経験して社内外に人脈を築きます。バランス感覚と広い知見はバブル経済崩壊後に野村証券が市場での地位を固めるのに欠かせないものでした。

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