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コマツ特別顧問 野路國夫(10)資材部

協力企業と本音の交渉 コスト改善、意を尽くし結実

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年号が昭和から平成に代わって間もない1989年の夏に私にとって大きな転機が訪れた。粟津(あわづ)工場(石川県小松市)の部品調達を取り仕切る資材部への異動だ。

この職場で私の視野は大きく広がった。69年にコマツに入りちょうど20年のタイミングだったが、その間に付き合った相手はほぼすべて社内の人間に限られており、社外のステークホルダーとの接点はほとんどなかった。

それに対して、資材部の仕事は部品や材...

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野路國夫

建設機械では世界二大メーカーのうちの一つ、コマツの野路國夫特別顧問は1969年に入社し、最初に配属されたのは建機の試作機を運転して耐久性などを確認する実験部でした。一日中、泥や砂ぼこりにまみれてブルドーザーなどを動かす毎日、若き野路さんはどのようにして自分の進路を切りひらいていったのでしょうか。2007~13年の社長時代にはリーマン・ショックや東日本大震災、超円高など過去に例の無い試練に再三見舞われます。どのようにしてコマツを世界的な優良企業に導いたのか、企業の危機管理という面からも読みどころ満載の連載です。

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