習氏「福建閥」で公安・軍掌握 「浙江閥」の争い熾烈
編集委員 中沢克二
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秋の中国共産党大会を控え国家主席の習近平(シー・ジンピン)の権力を支える二大人脈である「浙江閥」と「福建閥」の処遇に注目が集まっている。
習が1980年代半ばから 17年を過ごした福建省の人脈からは、王小洪が警察組織を統括する公安相に抜てきされた。一方、2000年代に習がトップを勤めた浙江省の子飼い人脈は、 上海市トップの李強、重慶市トップの陳敏爾、北京市トップの蔡奇(福建省での経歴もあり)とも...
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経済や安全保障面で米国の一極支配を打破しようとする中国の習近平政権の中枢で何が起きているのか。習国家主席による腐敗撲滅政策の狙いなどを的確に報じ、「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞した中沢克二・日本経済新聞編集委員(元中国総局長)が深掘りする。