春秋(2月3日)
[有料会員限定]
「コロナは~外!」。1897年以来、124年ぶりというきのうの節分の夜、家々には、こんな声が響いたかもしれない。明けて、きょうは二十四節気の立春である。元日に準ずるこよみの起点とされ、ここからの日数は農作業を進めるうえでの目安ともなっている。
▼唱歌「茶摘み」に「夏も近づく」とうたわれる「八十八夜」は霜が降りなくなって、気候が安定するころという。今年は5月1日だ。同じく8月31日に当たる「二百十日...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り363文字