かんきつ類使い食肉生産
搾りかすを飼料に 農畜一体の循環型広がる
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地元産のかんきつ類を飼料に生かす食肉の生産が各地で異彩を放っている。ミカンをジュースなどに加工する際に発生する搾りかすや皮を産業廃棄物にせず、飼料に加工する。農業と畜産業が一体となった循環型の生産様式をブランド化する動きが食肉市場で広がっている。
和歌山県では、特産のミカンジュースやしょうゆの搾りかす、緑茶などを飼料に使って育てた黒毛和牛「紀州和華牛」が2019年に新たなブランド牛として誕生した。...
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