船舶の新燃料シフト、7割上回る 原油安追い風
IMOの硫黄分規制から1年 従来燃料との値差縮小
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国際海事機関(IMO)による船舶燃料の環境規制の開始から1年が経過した。硫黄分を多く含む重油から低硫黄の新燃料「適合油」への移行作業は、価格の割高さがネックとなり当初難航するとみられたが、新型コロナウイルス禍を背景にした原油安で従来の燃料との価格差が縮小。業界の当初の見立てより燃料転換は進んでいる。
大気汚染の原因とされる硫黄酸化物の排出削減を目的に2020年1月に導入したIMO規制では、船舶燃料...
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