米農家の景況改善、中国の「爆買い」が起点
穀物相場の波乱要因にも 商品部 黒瀬幸葉
[有料会員限定]
米国の農家の経営状況が改善している。米先物取引所運営大手のCMEグループと米パデュー大学が2月に発表した1月の米農家景況感指数は167と高水準だった。中国による大量の買いが入り、大豆やトウモロコシなど穀物の国際価格が軒並み高騰したことが背景にある。ただ、バイデン政権となり米中関係も変わるとの見方から今後の対中輸出を不安視する声もあるようだ。
米農家景況感指数は大豆などの穀物や畜産農家400戸から、...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1017文字