20年の生鮮市場、コロナ禍が翻弄 取扱額3.8%減
都中央卸売市場 外食不振で水産苦戦 巣ごもり旺盛で青果堅調
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新型コロナウイルスは野菜や魚などを扱う生鮮市場を揺るがした。全国から食材が集まる東京都中央卸売市場の2020年の総取扱額は4年連続で前年実績を下回った。「外食不振」と「巣ごもり拡大」が交錯するなかで、水産の落ち込みと青果の堅調さが鮮明になった。
都中央卸売市場によると、20年の総取扱額は前年比3.8%減の1兆1360億円だった。水産が10.3%減の3757億円、食肉が7.5%減の1242億円、花卉...
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