「オール東北」でひらく販路
震災10年 生鮮品再興どこまで㊦
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2月中旬、宮城県女川産の生きた殻付きのカキが仙台空港で通関され、シンガポールに向かった。宮城県から同国へカキ加工品を輸出した例はあったが、生きたカキは初めて。わずか20キロだが、販路拡大への新たな一歩だ。
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