野菜急落、11年ぶり安値 14年ぶり「需給調整」
暖冬で供給多く コロナで外食需要打撃
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野菜価格が急落している。東京市場の12月中旬時点の卸値は平年(過去5年の平均)を2割下回り、11年ぶりの安値となった。暖冬で葉物を中心に生育が進んだ一方、新型コロナウイルスの再拡大で外食や宿泊施設などの需要が蒸発。暖かい日が続き、家庭での鍋物需要も動きは鈍い。価格急落を受け、12月では14年ぶりの「緊急需給調整事業」も発動された。
農畜産業振興機構(東京・港)がまとめた東京都内の4市場(豊洲、大...