物流各社、頭悩ますドライバー確保
コロナ禍でも異例の運賃据え置き、給与増の原資に
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国内物流の9割超を占めるトラック輸送。物流各社が運転手の確保に苦慮している。景気減速で部品などの輸送量は減ったが、今秋の荷主との混載トラック(特積み)運賃交渉は据え置きで決着させた。長距離運転手の採用や就労環境の改善に取り組む原資を確保するためだ。新型コロナウイルス禍でも改善しない人手状況を象徴している。
「運転手の労働時間短縮や給与原資の確保へ値下げするわけにはいかなかった」。複数の荷主の貨物を...
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