小麦、7年ぶり高値圏 米寒波とロシアの輸出制限で
長引けば国内価格に上昇波及も
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パンや麺類の原料となる小麦の国際相場が約7年ぶりの高値で推移している。2月に米国産地を襲った寒波の影響で冬小麦の生産が減るとの観測が浮上。新型コロナウイルス感染拡大の中、最大輸出国ロシアが国内の供給安定のために輸出関税を引き上げたことも相場の上げ材料となっている。国際相場の上昇は国内価格にも及びそうだ。
小麦価格の国際指標であるシカゴ先物(期近)は足元、1ブッシェル6.6ドル前後と2020年の安値...
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