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自転車・杉浦、会心の走りで金 50歳難コース攻略

(更新)
東京パラリンピック第8日の31日、自転車女子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C1~3)で、杉浦佳子(50、楽天ソシオビジネス)が25分55秒76で金メダルを獲得した。

起伏が激しく、コーナーの多い難コースでの開催に、身長156センチと小柄で力勝負では海外勢に引けを取る50歳の杉浦は「私に向いている。地の利を生かしたレース展開をしたい」と語っていた。その言葉どおり1、2周目ともにスピードの落ちない走りを見せ、2位に20秒以上の差をつける快勝。「コーチの指示通り、プラン通りに走れた」と笑顔をはじけさせた。

スピードの出る平たんなコースよりも、起伏のあるコースがもともと得意。2017年、18年のロード世界選手権で金メダルを獲得したコースには、いずれも坂があった。良いイメージを抱いて大舞台に臨めたことに加え、普段から坂道を使っての練習を重ね、ウエートトレーニングで肉体強化を図ってきた努力が実を結んだ。

30代から始めたトライアスロンに打ち込んでいた2016年4月、自転車のレース中に転倒して頭蓋骨や鎖骨を骨折。一時は生死の境をさまよう大けがを乗り越え、初のパラリンピックにたどり着いた。会場の富士スピードウェイがある静岡県は出身地。「苦手なことや欠点、弱点があっても、それを克服したり得意分野を生かしたりすることで、やれることが広がると伝えたい」との思いを抱いて走り、大輪の花を咲かせた。

50歳での優勝で日本勢として最年長の金メダリストとなったが、レースでの駆け引きのうまい杉浦にとって、得意なのは9月3日に控えるロードレース。「まずはタイムトライアルで上位に食い込んで、そしてロードレースにいけるように」と描いていた青写真を超える快走で、本命種目に向けて大きな弾みがついた。

(常広文太)

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