井岡一翔、2団体王座統一ならず 引き分けで防衛 - 日本経済新聞
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井岡一翔、2団体王座統一ならず 引き分けで防衛

(更新)

世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王座統一戦が31日、東京・大田区総合体育館で行われ、WBO王者の井岡一翔(志成)がWBA王者のジョシュア・フランコ(米国)と引き分け、2団体統一を逃した。WBO王座は6度目の防衛に成功した。

33歳の井岡はミニマム級時代の2012年にWBA、世界ボクシング評議会(WBC)王座を統一しており、日本ボクサーで初めて2階級での2団体統一を目指していた。戦績は29勝(15KO)2敗1分けとなった。WBA王座の2度目の防衛となったフランコは、18勝(8KO)1敗3分け1無効試合。

井岡は序盤からガードを固めて有効打を狙った。対するフランコも最後まで圧力が衰えなかった。判定では3人のジャッジのうち2人が引き分けと裁定した。

井岡は19年にWBO王者となり、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級に次ぐ4階級制覇を達成。21年大みそかには当時国際ボクシング連盟(IBF)王者だったジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との統一戦が決まったが、新型コロナウイルスのオミクロン型の感染拡大で中止となった。その後、2度の防衛を重ね、かねて熱望していた統一戦実現にこぎつけた。

22年の国内ボクシング界は、井岡―フランコ戦以外にも4月の村田諒太―ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、6月の井上尚弥―ノニト・ドネア(フィリピン)、11月の寺地拳四朗―京口紘人、12月の井上―ポール・バトラー(英国)と、計5つの統一戦が実現。井上が世界でも9人目となる4団体完全統一を果たしたほか、寺地が統一王者になった。

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