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老練なルーキー伊藤、配球の妙でプロ初勝利

ソフトバンク戦に先発した日本ハム・伊藤=共同

投手の勝ち負けは二重の意味で不条理だ。ひとつは打線との巡り合わせ、救援投手の出来など運に左右される点において。もうひとつはその偶然性にもかかわらず、白星は投手の薬に、黒星は痛手になる点において。好投しながら白星が遠かった日本ハムのドラフト1位右腕・伊藤が5試合目の先発で初勝利をつかんだ。

曲がって落ちる特徴的なスライダーと150キロ前後の直球を軸にした投球スタイルは「球の速い変化球投手」。ポーカーフェースの落ち着いたマウンドさばきはソフトバンクの40歳・和田にも見劣りしない。

「リズム良く投げられなかった」と調子はいまひとつでも崩れない。内に速く、外に遅く。リーグ最多をマークしている奪三振こそ少なかったが、配球の妙で打たせて取った。先制点をもらった直後の二回は松田、四回にはデスパイネを遊ゴロ併殺でピンチの芽を摘み、五、六回は得点圏に走者を背負いながら、本塁を踏ませず。6回無失点でバトンを渡した。

プロ初勝利を挙げ、栗山監督㊨とポーズをとる日本ハム・伊藤=共同

駒大苫小牧高から進学した駒大を中退し、苫小牧駒大に入り直してプロ入りした異色の経歴を持つ。栗山監督は「自分ひとりで色々なことを考えてやってきたことが分かる。打者の見方、練習の仕方を含め本当にレベルが高い」とたたえた。

「ホッとしたというのが一番。おみくじを何度引いても『末広がり』と書いてあったので、これから良くなってくることを願って頑張りたい」と伊藤。待ちわびた白星で運気は変わるか。

(吉野浩一郎)

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