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スケボーやサーフィン、メダル量産 世界で磨いた実力

スケートボードは大会後半のパーク種目でもメダルが期待できる(写真はストリート金の堀米雄斗)

東京五輪は日本勢のメダルラッシュが続くが、柔道や競泳などの「お家芸」と並んで存在感を示しているのが新競技だ。スケートボード・ストリートでは男女で金メダルを独占、サーフィンも男女そろってメダルを獲得した。海外が本場の競技において、早くから海を渡って力を磨いた若い世代が躍動している。スケボは大会後半にも種目を残しており、さらにメダルが期待できそうだ。

スケボ男子で金メダルに輝いた堀米雄斗(22)は「米国では大谷翔平に匹敵する知名度」といわれ、戦前から本命に上げられていた。2018年に同競技の最高峰大会とされる「ストリートリーグ」で初優勝し、今年6月の世界選手権も制覇。ただ、堀米を筆頭に国際大会で日本選手が活躍するようになったのは、ここ数年のことだ。

日本スケートボード協会によると、国内では40年ほど前から全国各地で大会が開催されてきた。一方で、五輪採用が決まるまで事実上、国際統括団体が存在しなかったスケートボードは伝統的な競技と異なる形で成長してきた。米スポーツ専門局ESPNが主催し、人気の高い「Xゲームズ」などの大会は商業色が強く、選手は招待制だ。日本選手はなかなかチャンスを与えられず、参加できるようになったのはこの10年ほどという。さらに五輪に採用されたことで、多くの大会がオープン化され、日本選手が挑戦する機会が増えた。

国内で群を抜く存在だった堀米は「トップ選手になるために」高校卒業後に渡米。米国で実力を認められ、多くのスポンサーを得た。サーフィン男子で銀メダルに輝いた五十嵐カノア(23)は、米カリフォルニアに移住した両親の元で生まれ育った。9歳で米国の強化選手に選抜され、最高峰大会とされる「チャンピオンシップツアー」にアジア人として初めて参戦した。

サーフィン銀メダルの五十嵐カノアは幼少期から米国で競技に打ち込んできた

東京五輪での新競技採用が決まったのが2016年8月。その後、サーフィン、スケートボードとも日本オリンピック委員会(JOC)の正加盟団体となり、国からの強化費も配分されるようになった。五輪採用後はスケボーやインラインスケート、自転車BMXなどの「パーク」と呼ばれる施設が次々と開場し、練習環境も充実してきている。日本スケートパーク協会によると、現在全国にあるパークは400を超える。特に公共施設が増えており、4年間で100施設から243施設へと伸びた。競技環境の充実が、選手育成や普及を後押ししそうだ。

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