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新浜立也、最速証明へ「金」照準 「まだまだ行ける」

スピードスケート 北京五輪の主役候補㊦

2月の全日本選抜大会男子500メートルで優勝、実力を証明した=共同

スピードスケート男子で2019~20年シーズンの世界選手権スプリント部門とワールドカップ(W杯)500㍍総合の2冠を果たした新浜立也(24、高崎健康福祉大職)は今季、苦悩の日々を過ごした。北京五輪を見据えて新調した靴がしっくりこず、ライバル村上右磨(高堂建設)に連敗。その中でも非公式ながら国内最高記録をマークするなど、183㌢の体格を生かしたダイナミックな滑りは健在で「北京の金メダルしか見ていない」との決意に揺らぎはない。

――公式戦では村上に敗れるレースが多かった一方、日本連盟強化部が主催した2月の記録会では、非公式ながら村上の国内最高タイムを上回る34秒43を出した。

「複数の靴を試したことで、想像以上に苦しいシーズンになった。国内最高は出せたが、全然満足していない。(本来得意な)スタートでタイムを出したいと百パーセントの力で入り、後半の冷静さを欠くことが多かった。ただ、靴の問題は今季終盤にはほぼ解決した。昨季のように自分のスケーティングができれば、まだまだ上にいけると思う」

バックストレートでの理想的なライン取りを求めて練習に取り組みたいという=共同・代表撮影

――昨季は滑りやすいとされるオランダのリンクで34秒07の低地の世界記録も出した。同じく低地で開催される北京五輪で優勝するために必要なタイムをどう考えているか。

「世界のレベルを考えれば34秒2~3台、もしくはそれ以上で滑らないと厳しい。確実に金メダルを取るには34秒1台を出したい。一番の不安要素は(新型コロナウイルス禍で五輪テスト大会が中止となり)本番会場がまだ経験できていないこと。自分は体重があって足の力もあり、硬い氷の方が滑りやすい。(出場すれば)初の五輪なので、観客が入ったときに氷の質がどう変化するかはできるだけ早く経験したい」

――500㍍は一瞬のミスが命取り。これまでに完璧なレースができた経験は。

「まだ一度もないし、それは人生に1、2回あるかないかだと思う。五輪では百パーセントのレースができなくても結果がついてくればいい。そのためにコーナー技術の向上や、どんな状況でもバックストレートで理想的なライン(コース)取りができるよう練習を重ねていきたい」

「正直に言って、(躍進した)昨季は『このタイムでもW杯で優勝できるんだ』と感じることが何度もあった。世界を目指し始めたのは(選考会で落選した)平昌五輪で男子が活躍できていないのを見てから。そこから世界で2シーズン戦い、今の自分ならいける、もっと向上すれば金メダルに届くと思えた。今は必ず金を取りたいという気持ちで取り組んでいる」

(聞き手は鱸正人)

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