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新生・清水が鮮やか逆転、ロティーナ色が全開 J1

鹿島戦の前半、試合を見守る清水・ロティーナ監督=共同

大阪のセレッソから三顧の礼で迎えたシェフの腕がいきなりさえた。昨季の失点数70はリーグワーストの清水が鹿島に逆転勝ち。それも相手のパワーをいなす守りを武器にして。ロティーナ新監督の面目躍如である。

先発した11人のうち、日本代表のGK権田を含め7人が移籍組。どこからどう見ても急造チームに思えたが、前の店でもアリ地獄のような守備を構築した監督にかかれば、新装開店までに体裁を整えるくらいのことはお手のものだったのか。鹿島に優位に試合を運ばれても、流れの中から真に危険な形はつくらせなかった。

前半最大のピンチは権田が美技で防いだ。GKがどっしり構えていると守備はおのずと安定する。75分にCKから失点したが、78分から88分の間に3得点を連取だ。むしろ驚きはこちらかも。「すぐに追いつけたのが大きかった。あれで鹿島にダメージを与えられた」とロティーナ監督。4-3-3と4-4-2を併用しつつ「2列目にFWの選手を置いて飛び出してチャンスを狙わせるのが意図だった」。

交代出場の後藤がダイビングヘッドで奪った勝ち越し点は、その狙いがドンピシャではまったもの。鹿島のCBとSBの間隙を突くのも監督が授けた「味つけ」だったのか。

守備の意識は既に浸透しているようで、ブラジルの新外国人FWチアゴサンタナも初ゴールを喜びつつ「守備の面でやるべきことをやり続けたことで逆転勝ちにつなげられた」。昨季16位の清水が優勝候補に擬せられる鹿島に勝つ。昇降格が復活した今季、一寸先は闇のリーグの始まり、始まり――。

(武智幸徳)

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