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Tリーグ男子、琉球が快進撃 初優勝へ「パリ世代」躍動

琉球の戸上はここまでリーグトップタイの8勝をあげている=Tリーグ提供

卓球Tリーグ男子で初優勝を目指す琉球が快進撃を続けている。レギュラーシーズン全21試合のうち、14試合を終えて12勝2敗と首位を独走。東京五輪代表組や外国籍選手がいなくても2024年パリ五輪を狙う若手や中堅の新加入選手が活躍。厳しい競争のもと誰が出ても結果を出す好循環につながっている。

出だしは最悪だった。昨年11月17日に行われたリーグ2連覇中の東京との開幕戦。琉球は団体戦の全4試合で1ゲームも奪えずに完敗したが、「かえってこれ以下はないと開き直れた」と張一博監督は振り返る。翌日、同じ東京に競り勝つと、そこからリーグ新記録の9連勝。流れをもたらしたのは新加入の選手たちだった。

序盤戦で躍動したのは20年全日本選手権シングルスを制したサウスポーの宇田幸矢(19)と19年世界選手権シングルス代表の吉村和弘(24)。共にバックハンドで強烈な回転をかけるチキータを得意とする2人が組むダブルスで第1試合を取って後続に余裕をもたらし、2勝2敗で迎えるビクトリーマッチでも互いにシングルスを取り切る勝負強さを見せた。

12月の立役者は19年全日本ジュニア王者の戸上隼輔(19)だ。コロナ禍でチームで世界ランキングが最も高い荘智淵(台湾)ら外国籍選手が不在の中、「今年(20年)はトップ選手とできる機会がTリーグしかない。パリ五輪に向け、(強化を)今からしないと間に合わない」と練習から意識が高く、苦手だったフォアハンドで打ち負けなくなった。同月には東京五輪代表の張本智和(東京)と丹羽孝希(岡山)に2勝ずつするなどエース級の活躍を見せる。

そんな若手の台頭を「刺激し合い、しっかり自分の仕事をしようと思えている」と歓迎するのは戸上と共にリーグトップタイのシングルス8勝を挙げる吉村真晴(27)だ。抜群のサーブでリオデジャネイロ五輪団体銀メダルに輝いた実力者も最近は台の近くでバックハンドを振り抜く宇田や戸上のスタイルを取り入れるなど、変化をいとわない姿勢で好成績につなげている。

今月17日まで開催された全日本選手権では宇田が初戦敗退し、戸上は同じ明大所属の選手が発熱したため棄権。悔しい結果に終わったが、今月末には今季初の沖縄でのリーグ戦が控える。地元の後押しも背に初優勝へとさらに勝ち星を重ねるつもりだ。

(鱸正人)

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