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楽天・田中将、仙台で日本復帰後初勝利 日本通算100勝

楽天に復帰後初の本拠地登板で、日本での通算100勝を達成し記念のボードを掲げる田中将大(仙台市の楽天生命パーク)=共同

本調子というにはまだ遠いのかもしれない。2013年の日本シリーズ第7戦以来となる仙台での楽天・田中将の復帰2戦目のマウンド。得意のスプリットの切れはいまひとつだし、速球も本来の威力には及ばない。それでも、日米の一線級を相手に積み上げてきた経験で西武打線を翻弄、日本通算100勝目を引き寄せた。

177試合目での到達は1948年の藤本英雄(巨人)に並ぶ歴代2位のスピード記録。50年のセ、パ両リーグ分立後では61年の杉浦忠(南海=現ソフトバンク)の188試合を抜き最速となった。

「探り探りのスタートだった」と石井監督が振り返った立ち上がり、前回登板で思うに任せなかった直球はひとまず見せ球にした。変化球を多投しながら慎重に相手の出方を見極める。この回、打者3人に投じた13球のうち直球は3球だけ。

とはいえ、序盤の投球は試行錯誤。三回には先頭のスパンジェンバーグに死球を与えると、すかさず二盗を決められ無死二塁。ここで呉念庭にスプリットをうまく拾われ、適時打を許して1点差。「オープン戦の時から感じていた」という落ちる球に惑わされず当てに来る、日本球界の打者のしぶとさを実感した。

ただ打順が一回りする頃には対策も見えてくる。「少なすぎた」直球の割合を増やし、「投球の幅を持たせる」ことで早いカウントから仕掛けてくる西武打線に的を絞らせない。「バランスを崩し、いいスイングをさせなかった」という四回以降は1人の走者も許さなかった。

終わってみれば6回68球で3安打1失点。開幕直前の負傷で出遅れたが「もう少しイニング、試合を重ねれば完全体になるんじゃないかと思う」と石井監督。8年ぶりのお立ち台で「ただいま」と第一声をあげたエースは「不思議な感じ」と笑う。その表情は確かな自信にあふれている。

(馬場到)

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