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53歳谷口奮闘、超絶技巧のバンカーショット 男子ゴルフ 

第3日、4番でティーショットを放つ谷口徹。通算11アンダーで4位=共同

「突然きた。50過ぎるとあるんやな、あんなことが」。ツアー20勝の53歳、谷口がこう振り返るのが15番パー3。「なんてことのない」8番アイアンのティーショットを大きく左に引っかけた。新型コロナウイルス禍で昨年からラウンド数が極端に減り、すぎゆく1年という時間の重みが増す年代にとって、弱った足腰がラウンド後半になるとスイングの中でスムーズに連動しなくなる突発現象がやってくる。

グリーンを外し、ボギーとした直後の16番、今度は「あれは長年の勘」と胸を張ったのが超絶技巧のバンカーショット。通常はパー5を大会用にパー4で設定した難易度1、2位を争うホールで、第2打はバンカーに深く突き刺さる「目玉」状態。激しく爆発した砂の中を舞い上がった打球はピン1メートルへ。「あんなの練習はしない。でも僕的にはやさしい。上り(のライ)だし、しっかり打ち切るだけ」

30以上年の離れた石坂とトップに並んでスタート、2番で3パットボギーを打った石坂が後退すると、53歳はレギュラーツアーのトップを走る感触を楽しんだ。まさかの15番ボギーで首位と1打差となったが、「あと1日、頑張ります」と気持ちは奮い立つ。3年前の日本プロを50歳で制してから、2019年の日本シニアオープン優勝をはさんで再びレギュラーツアー優勝はなるか。

「レギュラー参戦をあきらめるのは簡単。あきらめたくはない」。関西オープンは90年に大会最多9勝目を挙げた杉原輝雄の53歳80日が最高齢優勝。谷口が勝ってもこの記録にはわずかに及ばないが、そこは偉大な先人に敬意を表するということで納得するしかないだろう。

(串田孝義)

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