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ジェイ優勝、eJリーグも川崎に栄冠 eW杯にも前進

eJリーグのクラブチャンピオンカップ決勝でジェイの操作する川崎がナスリの操作する鹿島に攻め込む=ⒸJ.LEAGUE

国際サッカー連盟(FIFA)公認のサッカーゲーム「FIFA21」を使ったeスポーツ大会「FIFA21グローバルシリーズeJリーグ」のクラブチャンピオンカップ決勝ラウンドのノックアウトステージが1月23日、オンラインで開催された。J1川崎推薦のジェイ(21、本名田野入潤)が優勝し、優勝賞金100万円を手にした。決勝はJ1鹿島推薦のナスリ(21、本名青木太一)と対戦し、1-0の僅差で勝利した。同24日には、「FIFA」の世界王者を決める「eワールドカップ(W杯)」につながる東アジア地区プレーオフ進出の2枠を懸けて争うFUTチャンピオンカップが開催され、優勝したジェイと準優勝のJ1名古屋推薦のミノ(24、本名箕浦涼太)が出場権を勝ち取った。

クラブチャンピオンカップとFUTチャンピオンカップの2冠に輝いたジェイは「自信はあった。結果が出せてほっとしている」と王者の風格を漂わせる。1月中旬に開催された東アジアの大会も制しており、実力は折り紙付き。改めて東アジアでトップレベルの日本国内で、頭一つ抜けた存在であることを証明してみせた。

eJリーグFUTチャンピオンカップで優勝してオンラインで会見するジェイ=ⒸJ.LEAGUE

クラブチャンピオンカップの決勝戦の相手は鹿島のナスリ。東アジアの大会ではPK戦の末に辛勝した。「ナスリ選手はSBを上げてくるので、必然的に矛と盾のような展開になる」との予想通り、相手の人数をかけたボール回しに、守備で対応する時間が長く続いた。2戦方式の第1戦前半にはPKを献上。だが、相手のクロスバーに当てるミスに助けられ、0-0でしのいだ。

第2戦、狙っていたカウンターが実る。12分、自陣でボールを奪取すると、リアルの川崎のように華麗なパスワークで前線に運ぶ。ペナルティーエリア前で短いパスをつなぎ、中央で待つFW小林悠があいた瞬間を逃さずパス。迷わず反転させてゴール左隅を貫いた。「一瞬の隙を突いてシュートまで持っていけた。イメージ通りのゴール」。得点こそ1点にとどまったが、あとは武器の一つである堅い守備できっちり試合を締めた。

相手のフォーメーションに合わせて、4バックと5バックを使い分けて勝ち上がってきた。自らの強みを「臨機応変に対応できること」と語る。同大会の直前に入ったアップデートにより、操作感に若干の変化が加わっても「新しい技を練習して使えるようにした」という。1つの型を極め抜くのではなく、対戦相手や環境に適応し続けるFIFAプレーヤーだ。

小学生の時から川崎を応援しているという。昨季J1でほぼ敵なしの強さで優勝した川崎に、eJリーグのタイトルももたらした。「フロンターレのために戦えて、優勝できて本当にうれしい」。ファンの顔ものぞかせた。

(田原悠太郎)

eJリーグ サッカーのJリーグが開催する、国際サッカー連盟(FIFA)公認のサッカーゲーム「FIFA」を使ったeスポーツ大会。2018年にスタートし、FIFA21グローバルシリーズeJリーグでは2大会開催された。1つは昨季J1・18チームの代表者36人で争われたクラブチャンピオンカップ。チームによって差が出ないように、選手の能力が「90」で統一されたルールで行われた。もう1つがFUTチャンピオンカップ。クラブチャンピオンカップで8強入りした8選手が東アジア地区プレーオフ出場権の2枠を懸けて争った。プレーオフを勝ち抜けば、世界王者を決める「eW杯」に出場できる。FUTとは「FIFA Ultimate Team」の略で、世界中から好きな選手を集めて最強のチームを作るモードのこと。東アジア地区プレーオフは6~7月、eW杯は8月に開催予定。昨年は新型コロナウイルス禍のため中止となった。

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