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全日本フィギュアで今季初戦の羽生「表彰台の真ん中へ」

フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野市ビッグハットで開幕する。新型コロナウイルスの感染拡大により海外の大会が相次いで中止に追い込まれる異例のシーズン。全日本には男女とも有力選手が勢ぞろいした。男子は平昌五輪金メダリストの羽生結弦(ANA)と、全日本5連覇を狙う宇野昌磨(トヨタ自動車)を中心とした争いとなりそう。女子は連覇がかかる紀平梨花(トヨタ自動車)に、NHK杯を制した坂本花織(シスメックス)が挑む。

24日の公式練習で調整する羽生結弦=代表撮影

新型コロナを考慮してGPシリーズを欠場した羽生と、出場予定だったフランス杯が中止になった宇野はそろって全日本が今季初戦となる。

羽生は24日の公式練習で、フリーの新プログラム「天と地と」の曲をかけて滑った。練習後の記者会見では「久しぶりに複数人でリンクに乗った。新鮮で、楽しい感覚があった」と話した。

25日のショートプログラム(SP)では新プログラム「Let Me Entertain You」を披露する。「見ている人に何か湧き上がるような感情があればうれしい」

コロナ禍で環境に制約はあったが「ベストな練習ができたと思っている。表彰台の真ん中に立ちたいという気持ちは強くある」。目指すのは5年ぶりの王座奪還だ。

対照的に、宇野は昨季と同じプログラムで全日本に臨む。新型コロナに翻弄されて「変えるつもりだったが、変えられなかった。(新しいプログラムを)作る時間がなかった」という。

今季は試合のない期間が長く「始まらないうちに終わりに立っていたという感じ」と残念がる。だからこそ「大会に出られることに感謝とうれしさがいっぱいある。全力を尽くしたい」。軽快なジャンプを次々と成功させるなど調子は良さそう。

宇野昌磨は「大会に出られる感謝」の気持ちを胸に、全日本5連覇を狙う=代表撮影

成長著しい高校2年生コンビの演技にも注目だ。鍵山優真(星槎国際高横浜)は羽生と宇野が不在だった11月のNHK杯を制した注目株。「表彰台の一番上を狙って、それに合う演技をするのが目標」と力強かった。NHK杯は5位に終わった佐藤駿(フジ・コーポレーション)も巻き返しを図る。

女子では紀平の充実ぶりが際立つ。フランス杯が中止になったため全日本が今季初戦だが「昨季よりフリー(の演技構成)は少し難易度が高くなっている」。公式練習では「思ったより(感覚が)合わなかった」というトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の踏み切りを入念に確認した。

昨季は不調だった坂本はNHK杯を初制覇して勢いを取り戻した。そのNHK杯ではスピンやステップで点の取りこぼしがあった。「SPでもフリーでもパーフェクトでノーミスの演技をしたい」と意気込む。

全日本で過去4度優勝の宮原知子(関大)も勝機をうかがう。「(公式練習は)いい感じだった。あとは本番でどのようにメンタルを持っていくか」と落ち着いた様子だった。

今大会は北京五輪の枠取りがかかる世界選手権(来年3月、ストックホルム)の代表選考会を兼ねる。世界選手権のシングルの代表枠は男女とも3。(木村慧)

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