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車いすラグビー 18歳・橋本30得点、成長促す異例の戦術

ジャパンパラでボールを持って走る橋本

見慣れぬ光景だった。優勝した日本代表候補Cは池崎大輔(三菱商事)が何度も、プレー再開時にボールを投げ入れる「インバウンダー」を務めた。ボールを受けてからの力強い走りで代表を引っ張ってきたエースが、出す側に回るのは異例だ。

Cチームの監督も務めたケビン・オアー日本代表監督の狙いは、若手の橋本に一段の成長を促すこと。池崎が明かす。「橋本が最初のボールの受け手となるためには、相手防御を切り抜けないといけない。その(強い)気持ちを出す状況を作った」

3年前、競技歴2年で日本代表候補に選出された橋本だが、性格はシャイ。代表のベテランたちと伍(ご)していくため、気後れは厳禁と口酸っぱく言われている。

異例の戦術が橋本に覚悟を促したようで、30得点。〝引き立て役〟に回った池崎の20点を大きく上回った。橋本は「初戦はうまくいかなかったが、少しずつ修正できた」と手応えを語る。

ただ、試合ではまだ先輩への遠慮が先に立つ。「目の前のことでいっぱいになって落ち着いたプレーができない。それでは世界で戦えない。選手へ(指示の)言葉を発するようになりたい」。今春高校を卒業し、地元福島の三春町役場で働くことを決めた18歳の誓いである。(摂待卓)

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