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日本勢躍動、メダル最多18個 記事まとめ読み

20日に閉幕した北京冬季五輪で、日本は冬季大会では過去最多となる計18個(金3、銀6、銅9)のメダルを獲得しました。メダルを決めた試合やレースでの日本選手・チームの戦いぶり、栄冠に至るまでのドラマなどを描いた記事をまとめました。

第2日

モーグル堀島、こらえて「銅」 4年前の無念晴らす
決勝3回目のフィニッシュラインで、純朴な堀島行真に珍しい派手なガッツポーズが飛び出した。「自分の全部が出せた」。決して完璧ではなかったが、予選の不振から苦しみ抜いてつかんだ銅メダルに万感の思いがこもった。

第3日

小林陵侑、圧巻の大飛躍で金 「難しい」ジャンプ台攻略
ワールドカップ(W杯)の成績上位を奈落に落とした風のいたずらも、謎のベールに包まれたジャンプ台も小林陵侑には関係なかった。波乱の要素も漂った大会で、日本のエースが他を寄せ付けぬ完勝。1998年長野五輪の船木和喜以来の金メダルを日本にもたらした。

第4日

高木美帆、「本命」1500また頂点逃す 宿敵ブストに苦杯
2大会連続銀メダルで落胆するアスリートは珍しいが、高木美帆にとって1500メートルは「金メダルが大前提」と公言できるだけの種目だった。「今まで本当にたくさん滑ってきた」自負があり、世界記録を持ち、今季のワールドカップ(W杯)も圧勝。満を持して臨んだ最終組でタイムが伸びずにゴールし、再び頂点を逃したことを知った表情はみるみる曇る。
坂本が締めくくり、日本「銅」 フィギュア団体
8種目で合計の順位点を争うフィギュアスケートの団体戦。初めてのメダルを狙う日本チームの大トリを任されたのは女子のエース、坂本花織だ。大役を知ったときの心境は「最後やん。えー、やっばーい」。さらに追い打ちをかけるように、中野園子コーチからは「あなたで決まるのよ」との発破が。

第7日

18歳鍵山、覚醒の銀 初の大舞台「もっと上にいける」
団体戦のフリー、個人戦のSPと気負いなく戦ってきた鍵山優真だったが、この日は様相が違った。「この演技で全てが決まる。試合が終わってしまうと考えてしまうと緊張した」。五輪初出場の18歳にとって、前回銀メダルの宇野の後、世界王者のチェンの前という滑走順がどれだけ過酷なものだったか。
宇野、充実の銅 ジャンプは不発も「自分に誇り」
宇野昌磨はジャンプが不発で、フリーで5位にとどまりながら、SPの貯金も生きて銅メダルを獲得した。「きょうがどうであれ、4年間の成果なので素直にうれしい。自分にとって誇れる」と充実感を漂わせた。
冨田せな、新技実り「銅」 スノボHPで女子初メダル
派手な技の打ち合いがハーフパイプの醍醐味でも、大一番に強いボーダーにはたいてい共通点がある。一足飛びに派手なルーティン(技の構成)を目指さない。じっくりと勝負手を熟成させ、ここぞで披露する。フロントサイド1080(横3回転)を完璧に決め、銅メダルをつかみ取った冨田せなも、またその一人である。

第8日

平野歩夢、限界突破 孤高の「トリプルコーク1440」
有終のランをフィニッシュすると、強豪国のスイスをはじめ、国を超えたすべての関係者の喝采を浴びた。前王者となった五輪3度制覇のホワイトと抱き合い、平野歩夢が健闘をたたえ合う。「戴冠」の儀式を終え、誰もが認める新たなキングが誕生した。

第9日

小林陵侑、真価示す銀 逆転許し個人2冠は逃す
「うーん、難しいですね。うれしい気持ちと金メダルを逃して悔しい気持ちと」。個人2冠の偉業が目の前でこぼれ落ちても、小林陵侑はさっぱりとしていた。現役最強ジャンパーとしての地力は見せた。しかし、この日は欧州勢の意地が上だった。
森重航、21歳開花の「銅」 大舞台でベスト更新
「去年の自分からは想像できない」。21歳の新鋭はこの種目で日本の3大会ぶりのメダルという快挙にも言葉ほど興奮した様子がない。現地入り直後も、レース前日も「楽しめている。ワクワクした気持ち」と一貫してひょうひょうとしていた様子そのままに、初出場の大舞台を持ち味いっぱいに駆け抜けた。

第10日

高木美帆、今度は笑顔の銀メダル 「挑戦した証し」
5日の3000メートル、7日の1500メートル、12日の団体追い抜き1回戦に続く今大会4レース目。得意種目ではなかったはずの500メートルで高木美帆が疲れも感じさせず、「渾身(こんしん)のレース」を見せた。

第12日

団体追い抜き、無念の最終コーナー 乱れぬ隊列に波乱
ゴールまで残り200メートルでリードはわずか0秒32。高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那の平昌五輪金メダルメンバー3人は一丸となったまま、懸命に逃げ切りを図っていた。
渡部暁斗、ここ一番の底力 最後抜かれるも充実の「銅」
やはり渡部暁斗のレースは面白い。〝鼻の差〟の0秒6差で逃した頂点は、もちろん悔しい。しかし、列島を最後までハラハラドキドキさせての銅メダル。希代のエンターテイナーここにあり、の走りで競技の醍醐味を存分に体現した。
17歳村瀬、冷静沈着 完成度高めた技で銅つかむ
逆転を狙った村瀬心椛の3回目。代名詞のバックサイドダブルコーク(DC)1260(斜め軸の縦2回転、横3回転半)が回転不足で横が3回転と認定されたか、DC1080と記録された。板の端を握るおしゃれなグラブで、かっこよさと高回転の両立を図った大技は飛距離が出せず、尻から落ちた。頂点には届かなかったが、ビッグゲームの場数を踏んできた17歳の試合運びは大人びていた。

第14日

高木美帆、5種目挑戦「金」で結実 万能証明の頂点
長かった挑戦の最終種目。1分13秒19の滑りの一蹴り、一蹴りに高木美帆というスケーターの神髄が詰まっていた。
坂本花織、力強さと繊細さの「銅」 ROC勢と渡り合う
直前を滑ったトルソワは圧巻だった。4回転ジャンプを4種類5本も着氷、フリーのスコアは177.13。沸き立った会場は一瞬にして異様なムードになった。だが、それしきのことでは心を揺さぶられない強さが坂本花織にはあった。
複合日本、走力磨き復活の「銅」 28年ぶり団体メダル
正念場の最後の上り付近でオーストリアを振り落とした山本涼太が、フィニッシュラインで両手を広げ、待ち構えたメンバーにもみくちゃにされた。金メダルに輝いた1994年リレハンメル大会以来の団体の表彰台。課題としていたクロスカントリーで、欧州3強の一角をついに崩した。

最終日

カーリング日本、完敗 藤沢「この舞台に戻ってくる」
最終第10エンドを残し7点差。奇跡のような逆転劇を続けてきた日本も、ついにかぶとを脱いだ。4人が目を潤ませて抱き合う。4年前より輝く色のメダルを受け取っても、スキップ藤沢五月の頰を伝うのは悔恨の涙だった。「こんなに悔しい表彰式ってあるんだな」
北京五輪特集

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