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初Vの橋本、地力で猛烈追い上げ 全日本体操男子

男子個人総合で優勝した橋本大輝の鉄棒(高崎アリーナ)=代表撮影・共同

決着が近づくにつれて波乱の色が急速に濃くなったのは、五輪代表の座が懸かる重圧のせいか。予選首位だった北園の大過失と負傷、そして「失敗しない男」の萱が最後に犯したミス。大荒れに荒れた最終6種目めで大逆転を果たしたのが、予選7位から猛烈に追い上げた19歳の橋本だ。

すでに地力は国内随一との呼び声が高い大器だが、決勝の目標はもう少し控えめだった。予選はあん馬で落下が2度あり、首位とは約2・5点差。「優勝は厳しいな。NHK杯につなげられる演技をしよう」。ただ、出だしはあん馬。昨年12月の全日本選手権でも落下が続いた因縁の種目だ。

前日、元世界王者で順大OBの鹿島丈博氏に助言を請うと「エースになるために一皮むけろ。自分を信じろ」と励まされた。「僕がちゃんとやれば1番だと信頼されている。自意識過剰かもしれないけれど」。倒立の際に片手がずれるミスが出たが、踏ん張って減点を最小限に抑えたことが反攻のきっかけとなった。

跳馬はラインオーバーがありながらも最高難度の「ヨネクラ」を跳び、平行棒は全体トップの15・166点。前回大会からわずか4カ月で難度を上げた演技構成でグングンと得点を稼ぎ、締めの床運動は「気持ちよく演技して笑って終わりたい」。ここも全体トップの15点ジャストとし、満面の笑みで派手なガッツポーズを繰り返した。

終わってみれば6種目のうち4つで15点台という驚異の結果。NHK杯でも「守るつもりはない。攻めて攻めて、世界最高得点を取って世界にアピールしたい」。伸びしろの固まりのような若き王者に期待は膨らむばかりだ。(本池英人)

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