「夢はワールドチャンピオン」来季F1デビューの角田

アルファタウリ・ホンダから来季F1デビューすることが決まった角田裕毅(20)が17日、リモートでの記者会見に臨み、「夢はワールドチャンピオン。それをかなえるためのF1ドライバーになることができた」と最高峰の舞台への意気込みを語った。
角田はホンダの育成ドライバーで今季は下部カテゴリーのF2でレッドブルのジュニアチーム所属。シーズン当初からレッドブルの首脳陣から「こうすればこうなるとか、(F1昇格に向けた道筋を示した)プランを聞いていた」という。
バーレーンで行われた今季最終戦では第1レースに優勝し、第2レースは2位。今季3勝で総合3位につけてF1参戦に必要なスーパーライセンスを手にし「肩の荷が下りた」と振り返る。
2014年の小林可夢偉以来7年ぶりの日本人の参戦に「ルーキーらしく攻めの走りをしたい」とした上で、「シーズン序盤は自分の走りをして車の限界値を知ったり、どこまでタイヤが持つかを確かめたりしたい。それを後半戦に生かしたい」。
過去日本人ドライバーの最高成績は小林らの3位だが「最初はそういったことは考えず、チームに順応することを考えて走りたい」と語った。