世界陸上・競歩で山西2連覇、日本勢初の快挙 池田が2位
(更新)

【ユージン(米オレゴン州)=共同】陸上の世界選手権は15日、米オレゴン州ユージンで開幕し、男子20キロ競歩で昨年の東京五輪3位の山西利和(愛知製鋼)が1時間19分7秒で、2大会連続で制した。日本選手の世界選手権2連覇は男女を通じて初で、今大会の金メダル第1号。個人種目の連続メダルは2001年、03年の男子ハンマー投げの室伏広治以来だった。
東京五輪銀メダルの池田向希(旭化成)が7秒差の2位。住所大翔(順大)は8位、高橋英輝(富士通)は29位だった。
男子100メートル予選ではサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が向かい風0.3メートルの7組で9秒98の1着、坂井隆一郎(大阪ガス)は10秒12の4組3着で16日の準決勝に進んだ。
女子20キロ競歩の藤井菜々子(エディオン)が6位に入り、2大会連続の入賞を果たした。岡田久美子(富士通)は14位。
男子走り幅跳びの橋岡優輝(富士通)、同走り高跳びの真野友博(九電工)はともに決勝に進出。女子1500メートル予選の田中希実(豊田自動織機)はタイムで拾われて準決勝に進んだ。男子3000メートル障害予選で日本勢は三浦龍司(順大)ら3人全員が落選。混合1600メートルリレーの日本(中島、松本、岩崎、小林)は予選落ちし、ドミニカ共和国が優勝した。