/

バスケ河村、再びBリーグへ 大学日本一を手土産に

インカレ決勝でプレーする東海大の河村(左)

大学日本一を手土産に再び国内最高峰の舞台へ――。高校時代に史上最年少でバスケットボール男子Bリーグ出場を果たした河村勇輝(19、東海大)が、今季はBリーグ1部(B1)横浜でプレーする。今月開催された全日本大学選手権(インカレ)ではチームの2年ぶり6回目の優勝に貢献。2024年パリ五輪出場を目指す逸材は「色々なことを吸収して成長できれば」と向上心に満ちあふれている。

13日の筑波大とのインカレ決勝。互いにシュートが入らない序盤の重苦しい雰囲気を変えたのがルーキー河村だった。開始6分すぎに途中出場すると、すぐに3点シュートを沈める。直後にはゴール下への鋭い切れ込みから米プロNBA、ウィザーズの八村塁の弟、阿蓮へのアシストパスを通すなど流れを引き寄せた。

相手に追い上げられた第3クオーターには、東海大が目指す激しい守備も体現。相手に密着して自由にドリブルをさせず、ミスを誘発するなど随所に好プレーを見せた。22分あまりの出場で7得点、5アシスト。75-57の快勝で優勝を決めると、大会MVPの司令塔・大倉颯太ら先輩たちと笑顔で喜びを分かち合った。

身長172㌢のガードは圧倒的なスピードや巧みなパスを武器に、福岡第一高で3年の時に全国高校総体(インターハイ)と全国高校選手権(ウインターカップ)の2冠を達成した。同校在学中だった今年1月にはB1の三遠に特別指定選手として入団すると、攻撃の起点として11試合で平均12.6点を記録。多くのファンを魅了し、新人賞ベスト5にも選ばれた。

プロでも即戦力になれる力を証明しつつ、「Bリーグでの課題を克服するためのトレーニング(環境)が優れている」と今春、東海大に進学。コロナ禍でチーム全体で練習する期間は短かったものの、ウエートトレーニングを重ねて体は一回り大きくなった。持ち味の速い展開からのシュートやパスに加え、緻密な大学のバスケットにも順応中。東海大の陸川章監督は「まだまだ伸びしろはある」と目を細める。

「オフの間は東海大でのトレーニングも大事だが、高校生活が終わってからBリーグを経験して得られたものがたくさんあった。1年のうちにBリーグでやることが財産になる」と河村。横浜では昨季と同じ特別指定選手としてプレーし、初出場は26日のアウェー島根戦になる予定だ。チームは東地区8位と苦戦しており、河村は「チームの勝利に貢献できるよう、一生懸命頑張る」とコメントしている。

今季のBリーグはルール変更に伴い、各チームにガードの外国籍選手が増えている。大学の試合では体感できない、当たりの強さを経験できる意味は大きいだろう。大学で得たものも踏まえ、もう一回り大きくなった姿を見せるつもりだ。

(鱸正人)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン