テニス国枝「早く準備を」 森会長辞任に言及

14日に始まった全豪オープンテニス車いすの部。男子の第1シード、国枝慎吾(ユニクロ)は順当に1回戦を突破した。自身も「ほぼ完璧な試合」と自賛するほどの圧勝とあって、試合後の報道陣の質問は、試合内容でなく東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長辞任騒動に集中した。森喜朗会長の女性蔑視発言を「もちろん支持できない」とした上で、「てんやわんやしている場合じゃない。コロナ対策や五輪への準備を早く進めてほしい」と混乱が収まらない現状に苦言を呈した。
今大会の厳しい新型コロナウイルス感染予防対策について、昨年の全米、全仏オープンに比べて「安心感を一番感じる」と評価。同様の対策を「日本も、オリパラで相当(準備を)やっていかないと時間がないんじゃないか。そこに注力してほしい」と大会開催に向けて新会長への期待を述べた。