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3万2436人がハマスタに 開幕戦の最多動員大作戦

横浜DeNAベイスターズ広報 小泉匡

2022年シーズン、横浜DeNAベイスターズは3年ぶりに本拠地・横浜スタジアム(現状の収容人数3万2452人)で開幕を迎えました。3月25日の開幕戦には史上最多となる3万2436人のファンの皆さまにご来場いただき、試合は大いに盛り上がりました。今回のコラムでは、この史上最多動員の達成に向けて奔走したビジネス統括本部チケット部・小和田健太郎の話をご紹介します。

新型コロナウイルス感染症に伴う政府や自治体のイベント人数制限がない中で開幕を迎えるのは実に3年ぶりです。ただ、スポーツ観戦など大勢の人々がリアルの場に集まるようなイベントの参加には慎重になる方が依然として多い状況でもあります。

小和田「入場制限が撤廃されたとはいえ、すぐにコロナ禍以前の状態に戻るとは考えづらく、ファンの皆さまが実際に横浜スタジアムに来場してくれるのかどうか不安でした。なので、やれることは全部やろうと動きました。駅で社員が来場を呼びかけるチラシを配ったり、大入り満員になった際には来場していただいたファンの方々全員と喜びを分かち合える演出プランを考えたり。来場されていない方にも『ベイスターズは元気だよ』とお伝えしたいと考えました」

「チラシ配りは開幕前の3日間、横浜市内のさまざまな駅で実施し、木村洋太社長を含む多くの球団職員に協力してもらいました。開幕前の忙しいタイミングにもかかわらず、希望者を募ったところ多くの職員が手を挙げてくれたことは驚きでした。参加してくれた職員からは『プロ野球開幕を盛り上げるために、会社が一丸となってファンの皆さまに直接コミュニケーションが取れたのは久しぶりの経験で楽しかった』という声をもらいました。ファンの皆さまに向けて行ったことですが、結果として、会社全体にとっても有意義な取り組みになったと感じています」

横浜スタジアムは東京五輪に向けて大規模な増築・改修工事を行ってきました。ただ、コロナの影響で昨シーズンまでは拡大されたキャパシティーをフルに生かせる機会がありませんでした。

小和田「工事完了後、初の大入り満員という喜びを来場していただいたファンの方々全員と分かち合いたいと考え、五回裏終了後のイニング間に横浜スタジアム上空にドローン(小型無人機)を飛ばす特別な演出を実施することになりました。史上最多動員を達成できるのか、できないのか。当日まで結果が分からずドキドキしていたのですが、ファンの方々で埋まった横浜スタジアムを見て本当に感動してホッとした気持ちになりました。周囲からは祝福やねぎらいの言葉をもらって改めて会社や同じ部署のメンバーに感謝しましたし、ファンの皆さまに対しても感謝の気持ちでいっぱいです」

プロ野球の球団にとって、チケット販売は経営を支える収益の柱でもあります。改めてチケット部の仕事についても聞いてみました。

小和田「まずファンの皆さまにチケットを買っていただけるためにどうするのかを常に追求しています。球団として試合そのものや、スタジアムで実施するイベントを魅力的なものにしていくのはもちろん大切ですが、我々は1席ごとの販売価格やチケットのプロモーションなどを考えています。これまでに横浜市と連携して小学生を招待する企画や、横浜市に移住してきた人を招待する企画などを実施してきました。その他にも、観戦ルールの決定、自社開発のチケットシステムのアップデート、チケット販売のオペレーションの管理など、様々な業務があります」

今ある仕事をこなしていくだけではなく、新たなことにもどんどん挑戦していきたいと小和田は話します。

小和田「野球を知らない人やベイスターズファンではない人に来場してもらえるような企画を考えていきたいですね。3万人を超える方々が同じ時間、同じ場所で同じ体験を共有できるというのは日本のプロ野球の魅力だと思います。私自身、父親にプロ野球へ連れていってもらった経験から野球を好きになりました。何よりもまず横浜スタジアムに足を運んで観戦体験をしてほしいと考えています。例えば横浜観光のパッケージの中にベイスターズの観戦チケットを盛り込むなど、今までにないチケットの売り方を考えていきたいです」

ベイスターズは来場いただいたすべてのファンの皆さまが楽しめようにイベントや演出など様々な企画を実施しています。野球観戦がより魅力的なものになるように、今後もチケット部はチャレンジを続けていきます。

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横浜DeNAベイスターズの広報がプロ野球の裏方として日々奮闘する人たちにスポットライトを当てるコラム「プレーボールの舞台裏」です。

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