侍Jが13得点、韓国下し連勝 吉田正尚が逆転打含む5打点

野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は10日、東京ドームで1次リーグB組が行われ、3大会ぶりの優勝を目指す日本は韓国に13-4で大勝、初戦から2連勝とした。
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日本は先発のダルビッシュ有(パドレス)が三回、梁義智に先制2ランを打たれるなど3点を失ったが、その裏にラーズ・ヌートバー(カージナルス)の適時打、近藤健介(ソフトバンク)の適時二塁打、吉田正尚(レッドソックス)の2点打で4点を奪い逆転。五回は近藤のソロと吉田の犠飛で2点を加えた。六回は大谷翔平(エンゼルス)、吉田、岡本和真(巨人)の適時打などで5点。吉田は七回の押し出し四球を含め5打点の活躍だった。
四回から登板した今永昇太(DeNA)は3回1失点。終盤は宇田川優希(オリックス)、松井裕樹(楽天)、高橋宏斗(中日)がいずれも1回無失点に抑えた。

初出場のチェコは中国に8-5で勝ち、白星発進。4-5の九回、ムジークの3ランなどで逆転した。中国は2連敗。

台湾の台中市で行われたA組は、2連敗中のキューバがパナマに13-4で大勝し、今大会初勝利を挙げた。2-4の六回に4点を奪い逆転、七回は打者一巡で5得点した。元ソフトバンクのデスパイネは「4番・指名打者」で出場し、一回の先制二塁打を含め2安打1打点。同じくソフトバンクでプレーしたグラシアルは途中出場で1安打だった。パナマは1勝2敗。
地元の台湾はイタリアに11-7で競り勝って初白星。ともに1勝1敗となった。台湾は7-7の七回に適時内野安打で1点を勝ち越し。八回に3ランで突き放した。

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日本代表「侍ジャパン」が3大会ぶり3度目の優勝。大リーガー・大谷翔平や日本代表では初の日系人選手となるラーズ・ヌートバー、メジャーに挑戦する吉田正尚らが活躍。世界一を14年ぶりに奪還した選手たちの最新ニュースをお伝えします。