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若手球団職員、挑戦を楽しむ 新卒採用でプロ野球へ

横浜DeNAベイスターズ広報 河村康博

ベイスターズの採用サイト。毎年新卒採用を実施している=球団提供

皆さん、はじめまして。今回からコラムを執筆することになりました横浜DeNAベイスターズ広報・コミュニケーション部長の河村康博と申します。現在は広報、広告、webという3つの領域を担当し、皆さんに球団のさまざまな情報を届ける業務をしています。「プレーボールの舞台裏」のタイトルのとおり、プロ野球球団の知られざる中の様子をお伝えしたいと思いますので、どうぞお楽しみください。

セ・パ交流戦に入り、チームの調子はぐっと上向いてきました。私もニヤニヤしながら球団公式YouTubeで試合のハイライトを見る機会が随分と増えています。そんな2021年のベイスターズを語るとき、大きな話題の一つは何といってもルーキー牧秀悟選手ではないでしょうか。

中央大学からドラフト2位でベイスターズに入団した内野手で、大学日本代表では4番も務めました。ルーキーイヤーの今シーズン、既に2桁の本塁打を放っているスラッガーです。打席での雰囲気はもはやベテラン選手のようですが、大学を卒業したばかりのいわば「新入社員」です。

既に2桁の本塁打を放っているルーキー牧=共同

ベイスターズでは事業側でも毎年新卒採用活動を行っており、牧選手のような社会人1年目や2年目の若い社員が活躍しています。6月は大学生の就職活動が本格的にスタートするタイミングでもあります。そこで今回のコラムでは新卒でベイスターズに入った若手社員の声を通して、球団で働くことのリアルをお伝えします。

20年4月に新卒入社した吉田茉優は現在社会人2年目。経営戦略室ビジネストランスフォーメーショングループの一員として球団公式アプリの運営やウェブ会議システムの「Zoom(ズーム)」を活用した野球観戦企画「オンラインハマスタ」など、球団が仕掛けるオンライン施策を担当しています。
入社2年目の吉田。「オンラインハマスタ」などを担当=球団提供

吉田「小学生の頃から球場での野球観戦が好きでした。大学在学中に米国留学をした際には現地のボールパークを制覇するくらい巡り、『アメリカのボールパークを日本で実現する仕事をしたい』との思いを抱きました。就活の時期になり、プロ野球の世界で働きたいと考え、新卒採用を行っている球団に応募しました」

吉田と同じく、20年4月に入社したのが藪下幹。コーポレート本部人事部に所属し、球団の新卒やショップアルバイトなどの採用担当として働いています。吉田とは違い、藪下はもともとスポーツの世界で働くつもりはなかったようです。
入社2年目の藪下。人事部で新卒採用などの仕事をしている=球団提供

藪下「大学ではマーケティングを勉強していて、そこでベイスターズとの連携講義を受講したのがプロ野球球団に興味を持つきっかけになりました。スポーツ業界で仕事をすることはそれまでは考えたことがなかったのですが、地元である横浜の街が好きで、ベイスターズが年々街に浸透していく様子を見て好感を持っていましたし、講義の中で球団の具体的な仕事を知り、スポーツビジネスはとてもエキサイティングだと感じて入社しました」

球団職員として2年目を迎えた2人。それぞれの環境で業務をする2人から見て、ベイスターズでの仕事はどう映っているのでしょうか。

吉田「新型コロナウイルス禍においてもファンの皆さんとつながるための施策としてZoomを用いた観戦企画『オンラインハマスタ』を担当していますが、企画から約1カ月という短い準備期間で開催にこぎつけました。入社する前は、もう少し時間をかけてイベントなどをつくっている印象があったので、こんなスピードで物事が決まって実現していくのかと、とても驚きました」

吉田が担当する「オンラインハマスタ」の様子。ファンが自宅などから声援を送る=球団提供

藪下「確かに多岐にわたる業務があるなかでスピード感を持って動いていると感じますね。私は人事として新卒やアルバイトスタッフの採用業務をしていますが、他にも今シーズン行っている10周年企画のプロジェクトメンバーとして通常業務では関わることのない方と一緒に動いていました。大変ではありましたが勉強になることも多かったです」

現在はそれぞれの部署で日々働いている2人ですが、今後挑戦したいことには共通の思いがあるようです。

吉田「ベイスターズはコアなファンの方に支えてもらっていますが、野球やチームがよくわからないというライトな方にも、ベイスターズの魅力を届けたいという思いがあります。いつかはそんな仕事もチャレンジしてみたいですね」

藪下「ベイスターズという存在を、神奈川、横浜の街にとってのアイデンティティーにしていきたいと思っています。飲食やグッズ、制作するビジュアルなどベイスターズには魅力的なコンテンツがたくさんあります。それらを生かしてライトなファンの方々を増やすことに貢献したいと思っています」

プロ野球の球団が新卒採用を行う意義とは何か。2人の採用にも関わった人事部の大塚康平は球団組織の成長、さらにはスポーツ業界の発展のためにも必要なことだと話します。

大塚「まず、若い人材に入社してもらい、彼らの価値観を私たちの日々の事業に生かしていくことは大切なことです。その上で、目先だけではなく、5年、10年先を見据えて組織を強くしていくことにもつながっていくと思います。スポーツ業界はまだまだ閉ざされている側面があります。ベイスターズが新卒採用を毎年しっかり行うことで、開かれた企業としてスポーツ業界をけん引できるのではないかという思いもありますね」

ベイスターズをつくるのは監督や選手だけでなく、そこで働く職員の存在も非常に大切です。社会人2年目の2人には、スポーツビジネスというフィールドで新しい風を起こして活躍することが期待されています。そんな2人から、スポーツビジネスに興味を持ってくれている学生の皆さんへのメッセージをもらいました。

吉田「分野を問わず常に新しいことに対してアンテナを張り、自分の中の引き出しを増やしておくことが大切だと感じています。いざスポーツの世界で仕事をするとなれば、その引き出しから生かせることがたくさんあるはずです」

藪下「0から1をつくることを楽しみ、スポーツというフィールドで様々なチャレンジをしたいと思っている方にぜひ仲間に加わってもらいたいです。試行錯誤しながら前を向いて歩いていける人と一緒になって次のベイスターズをつくっていきたいですね」

ベイスターズでは、球団職員に求める行動規範として「Have Fun(まず自分たちが面白がる)」「Make a Buzz(ザワつかせてやろう)」「Never Before(今までにないことを、今までにないやり方で)」「Be Humble(謙虚に、胸をはろう)」「Local but Global(横浜発の、世界初を)」の5つを掲げています。挑戦することを楽しめる、そんな方の「入団」を心よりお待ちしております。

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