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e日本代表の新エース eスポーツプレーヤー・ジェイ㊤

ジェイはe日本代表として「eネーションズカップ」出場権獲得に貢献した©JFA

ゲーム「FIFA21」の公式ランクで日本人トップ

今年3月、日本サッカー協会が2年目のe日本代表を発表した。昨年に続き、2度目の選出となったウェブ・ナスリ(21、本名青木太一、鹿島アントラーズ)とアグ(23、本名中島奨、Blue United eFC)を差し置いて、エースとして期待されたのがジェイ(22、本名田野入潤、SCARZ)だ。

日本代表は初めての選出となったが、国際サッカー連盟(FIFA)公認のサッカーゲーム「FIFA21」の東アジア・プレイステーション部門の公式ランキングにおいて、日本人トップ(代表選考の基準となった3月3日時点)の実力の持ち主。この新顔は「結果を残せる自信がある」と言ってのけた。

リアルサッカーでいう「ワールドカップ(W杯)」にあたる国別対抗戦「eネーションズカップ(8月、デンマーク)」の出場権を勝ち取るため、e日本代表は4月29日から3日間にわたりオンラインで行われたアジア・オセアニア予選に出場した。グループステージのライバルと目されたオーストラリアとの開幕戦。「世界大会でも活躍していて、自分の力を全部出さないと勝てない」と警戒していた相手に引けを取らず、存分に自らの力を発揮して勝ち切った。

日の丸背負い、世界大会で優勝へ

アジアのライバルであるマレーシアには負けたが、自身は4勝1敗1分けの好成績で、日本を優勝に導いた立役者となった。優勝後のインタビューで、いつもは冷静で論理的に話すジェイが感極まった。「16歳からプロとしてスタートしたけれど、何もないところからいつか日本代表としてやりたいなという気持ちがあった。いい3日間でした」。一人のプロゲーマーとして、国の代表として戦える舞台に上り詰めた達成感と、初めて日の丸を背負った重圧から解放された安堵感も、その涙にはあっただろう。

同じサッカーゲームと言っても、個性は千差万別。ポゼッション型のナスリに、リスクを恐れず攻撃に全力をそそぐアグ。その中でジェイは一見、つかみどころがない。DFの背後に1発のスルーパスを通したかと思えば、ゴール前での細かいドリブルもうまい。守備の安定感も光る。同じSCARZ所属のファントム(25、本名岡部駿)によれば「つかみどころがないのは一番いいこと。相手に予測させないプレーができるということなので」と笑う。

6月上旬には、個人戦の東アジアプレーオフを勝ち抜き、世界一のFIFAプレーヤーを決める「eW杯(8月、ロンドン)」の出場も決めた。eネーションズカップとともに「世界大会で優勝を目指す」と燃えている。=敬称略

(田原悠太郎)

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