/

パラスポーツ普及・強化に10年間の〝中期経営計画〟

日本障がい者スポーツ協会(JPSA)は3月、パラスポーツの普及・強化の目標を定めた「2030年ビジョン」を発表した。日本のパラスポーツの今後「10年の計」と言えるもので、日本パラリンピック委員会(JPC)が初めて策定した「JPC戦略計画」とともに進むべき指針となる。

JPSAが最初に「日本の障がい者スポーツの将来像(ビジョン)」を策定したのは13年3月だ。きっかけは、初めての民間企業出身のJPSA会長として、元東京ガス社長の鳥原光憲氏が11年6月に就任したこと。東京五輪・パラリンピックの招致活動が進められ、パラスポーツは徐々に注目されていたが、当時JPSAには長期的な普及・強化の青写真がなかった。

そこで鳥原会長が経営感覚を持ち込み、企業なら中期経営計画にあたる「ビジョン」の策定を指示。できあがったのが最初のビジョンだ。20年時点と30年時点に達成すべき目標をそれぞれ8つ掲げた。例えばスポンサーの数は20年に13年時点から倍、30年には3倍にという具合。

パラリンピックの金メダルの目標は当初、20年夏季大会で世界ランキングで10位、28年夏季大会で同5位としていたが、東京開催が決まったことによる盛り上がりを見越し、その後20年を同7位に引き上げた。

今回の改定は、パラスポーツを取り巻く環境が大きく変わったことを受け、目標をより詳しくするのに加え、戦略計画でJPCの役割を明確にするのが狙い。金メダルの目標は今夏の東京大会の結果を踏まえるとして、大会後に発表する。新ビジョンを絵に描いた餅にしないためにも、JPSAの実行力が問われる。

(摂待卓)

Tokyo Olympic and Paralympic 特設サイトはこちら

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン