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陸上男子100、ヤコブスが金メダル 9秒80でイタリア初

(更新)

陸上

東京五輪第10日の1日、男子100メートル決勝はヤコブス(イタリア)が欧州新記録の9秒80で優勝し、同種目でイタリア人初の金メダルを獲得した。追い風0.1メートルで、カーリー(米国)が9秒84で銀メダル、ドグラス(カナダ)が9秒89で2016年リオデジャネイロ五輪に続き銅メダルを獲得した。6位だった蘇炳添(中国)は準決勝でアジア新記録の9秒83をマーク。五輪前に今季世界最高の9秒77を出していたブロメル(米国)は、準決勝で10秒00の2組3着で敗退した。

女子100メートル障害準決勝で寺田明日香(ジャパンクリエイト)は13秒06の1組6着となり通過できなかった。男子走り高跳び決勝で戸辺直人(JAL)は2メートル24の13位だった。同400メートル障害準決勝では山内大夢(早大)が49秒35の3組6着で決勝に進めなかった。男子400メートル予選でウォルシュ・ジュリアン(富士通)は敗退。女子3000メートル障害の山中柚乃(愛媛銀行)も予選落ちした。

体操

種目別決勝は男子あん馬で萱和磨(セントラルスポーツ)が14.900点をマークし、銅メダルを獲得した。日本勢で2004年アテネ五輪銅メダルの鹿島丈博以来4大会ぶりの表彰台。予選2位の亀山耕平(徳洲会)は演技の乱れが響き、14.600点で5位だった。ウィットロック(英国)が2連覇した。

レスリング

男子グレコローマンスタイル2階級と女子1階級で競技が始まり、60キロ級で初出場の文田健一郎(ミキハウス)は準決勝でテミロフ(ウクライナ)に5-1で勝ち、2日の決勝に進んだ。グレコでは1984年ロサンゼルス五輪52キロ級の宮原厚次以来の金メダルを目指し、オルタサンチェス(キューバ)と対戦する。日本男子は不参加の80年モスクワ五輪を除き、52年ヘルシンキ五輪から17大会連続のメダル獲得。女子76キロ級で初出場の皆川博恵(クリナップ)は準決勝で敗れ、2日の3位決定戦に回った。男子グレコ130キロ級に日本勢は出場していない。

ボクシング

女子フライ級準々決勝で並木月海(自衛隊)が2016年リオデジャネイロ五輪銅メダリストのバレンシア(コロンビア)に5-0で判定勝ちし、4日の準決勝に進んだ。3位決定戦がないため、フェザー級の入江聖奈(日体大)に続き、日本女子2人目のメダルが確定した。日本勢が五輪の複数階級でメダルを獲得するのは、12年ロンドン大会男子バンタム級銅メダルの清水聡、同ミドル級金メダルの村田諒太以来。

卓球

団体が始まり、女子の1回戦で2大会連続メダルの日本がハンガリーに3-0で勝ち、準々決勝に進んだ。ダブルスで石川佳純(全農)平野美宇(日本生命)組がファゼカシュ、ペルゲル組を3-0で下し、シングルスは伊藤美誠(スターツ)がマダラスを、平野がペルゲルをそれぞれ3-0で退けた。3連覇中の中国はオーストリアを3-0で下し、準々決勝に進出した。

バレーボール

男子1次リーグA組で日本はイランを3-2で下して3勝2敗とし、1992年バルセロナ五輪以来29年ぶりとなる準々決勝進出を果たした。

ゴルフ

男子の最終ラウンドで、松山英樹は銅メダルを懸けたプレーオフで敗退し、4位だった。松山は5バーディー、3ボギーの69で回り、通算15アンダーの269で7人が並んだ争いに進んだが、1ホール目でパーを取れずに敗退した。首位で出たシャウフェレ(米国)が通算18アンダーで金メダル、1打差のサバティーニ(スロバキア)が銀メダルを獲得した。銅メダルはプレーオフを4ホール目で制した潘政琮(台湾)。星野陸也は5バーディー、ボギーなしの66で回り、6アンダーの38位だった。

フェンシング

男子フルーレ団体で松山(JTB)西藤(セプテーニ・ホールディングス)敷根、永野(以上ネクサス)の日本は3位決定戦で米国に31-45で完敗して4位だった。日本は準々決勝で格上のイタリアを破り、準決勝ではフランスに42-45で惜敗した。

競泳

400メートルメドレーリレーの男子で、日本(入江、武良、水沼、中村)が3分29秒91の日本新記録で6位に入った。女子の日本(小西、渡部、池江、五十嵐)は3分58秒12の8位だった。男子は米国が3分26秒78の世界新記録で制し、女子はオーストラリアが勝った。競泳で日本のメダルは金2、銀1で、入賞は9。1988年ソウル五輪以来8大会ぶりに入賞数が1桁にとどまった。

自転車

BMXフリースタイル・パーク決勝で男子の中村輪夢(ウイングアーク1st)は5位、女子の大池水杜(ビザビ)は7位だった。

セーリング

メダル獲得が期待される470級は8レースを終え、女子の吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)と男子の岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)外薗潤平(JR九州)組はともに6位につけた。男女混合のナクラ17級の飯束潮吹、畑山絵里組(エス・ピー・ネットワーク)は15位、男子フィン級の瀬川和正(鳥取県スポーツ協会)は16位で上位10艇による最終のメダルレース進出を逃した。

射撃

男子ラピッドファイアピストル予選前半で、吉岡大(京都府警)は290点の9位につけた。後半と決勝は2日に行われる。

馬術

総合馬術で第2種目のクロスカントリーを終え、第1種目の馬場馬術で4位につけた団体の日本は、11位へと順位を大きく下げた。個人では戸本一真(日本中央競馬会)が5位に浮上したものの、大岩義明(nittoh)が落馬により失権したことが響いた。田中利幸(乗馬ククレイン)は35位。2日に最終種目の障害飛越が行われる。

ハンドボール

男子の1次リーグでB組の日本は、ポルトガルに31-30で競り勝って88年ソウル五輪以来33年ぶりの勝利を挙げたが、1勝4敗でB組最下位の6位となり、各組4位までの準々決勝に進めず敗退した。A組6位のアルゼンチンが5戦全敗で、日本は全体の11位となった。

バスケットボール

男子1次リーグでC組の日本は、アルゼンチンに77-97で敗れて3戦全敗となり、敗退が決まった。

水球

女子1次リーグ最終戦が行われ、B組で敗退が決まっていた日本はROCに敗れ、開催国枠で初出場だった今大会を4戦全敗の組最下位で終え、出場10チーム中9位と決まった。A組最下位の南アフリカを得失点差で上回った。

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