「ネタバレサイト」セリフ無断掲載は権利侵害 東京地裁
漫画の内容を無断公開する「ネタバレサイト」にほぼ全てのセリフが掲載され、著作権侵害があったと作者が主張した訴訟で、東京地裁(柴田義明裁判長)は31日までに、権利侵害を認定し、サーバーの管理会社に発信者情報の開示を命じる判決を言い渡した。
小学館の漫画アプリで連載中の「ケンガンオメガ」の作者が提訴していた。作者側は「ネタバレサイトでのセリフの丸写しが著作権侵害に当たると理由を示した上で認められた初事例」としている。
判決は26日付。判決理由で柴田裁判長は、作品を無断で複製されない「複製権」と、権利者の許諾なしに公衆に向けて発信されない「公衆送信権」の侵害に当たると判断した。
ネタバレサイトは漫画の内容を無断投稿し、広告収入を得ていることが問題視されている。
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