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秋元議員、初公判で無罪主張 IR汚職と証人買収事件

(更新)

カジノを含む統合型リゾート(IR)参入を巡る汚職事件で、収賄罪に問われた衆院議員、秋元司被告(49)と元政策秘書の初公判が29日、東京地裁(丹羽敏彦裁判長)であった。秋元議員は贈賄側に偽証を持ちかけたとされる起訴内容を含め「すべての事件は無罪です。はっきりと申し上げます」と述べた。

職務権限はないが、IR汚職事件に加担した刑法上の「身分なき共犯」として起訴された元政策秘書、豊嶋晃弘被告(42)=収賄罪で起訴=も「先生と共謀したことはない」として無罪を主張した。事件は真っ向対決の構図となった。

起訴状によると、秋元議員はIR担当の内閣府副大臣と国土交通副大臣を兼ねていた2017年9月~18年2月、IR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から計約750万円相当を賄賂として受領したとされる。

最大の焦点は、衆院が解散した17年9月28日に贈賄側が提供したとされる「陣中見舞い」名目の現金300万円を巡る攻防だ。

検察側は冒頭陳述で、秋元議員は衆院議員会館(東京・千代田)で贈賄側と面会し、現金を直接受領したと主張した。当選後の同年10月27日に贈賄側と再び顔を合わせ「『いろいろありがとう』などと現金供与の謝意を述べた」とし、「IR整備法案の検討状況などを説明した」などと指摘した。

これに対し、秋元議員の弁護側はスケジュール表やスマホアプリの記録から「陣中見舞いの受領があったとされる時間帯は別の場所にいた」と反論した。賄賂とされた講演料、旅費などについても違法性を否定した。

秋元議員は20年6~7月、知人ら4人と共謀し、現金300万円の授受について偽証をするよう中国企業元顧問ら2人に持ちかけ、報酬の提供を申し込んだ組織犯罪処罰法違反(証人等買収)罪にも問われている。

この日の公判で検察側は、秋元議員が「(元顧問らは)絶対に金で転ぶ」と知人らに説明し、買収資金の一部を準備したと強調。弁護側は「そもそも現金を受け取っておらず、偽証をさせようとするはずはない」と訴えた。

贈賄側の4人と証人買収事件で共犯とされた4人はいずれも有罪が確定している。秋元議員の公判では中国企業元顧問らの証人尋問が予定されている。

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