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大王製紙の転換社債巡る訴訟、北越の敗訴確定

大王製紙が発行した新株予約権付社債(転換社債=CB)により株価が下がり、損害を受けたとして、筆頭株主の北越コーポレーションが大王の発行時の経営陣に約88億円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は北越側の上告を受理しない決定をした。24日付。請求を棄却した一、二審判決が確定した。

判決によると、北越は2011年に発覚した大王の創業者一族の不祥事を受け、創業家から大王株を買い取り筆頭株主になった。大王は15年9月、取締役会で300億円の転換社債発行を決議し、公表後に株価は下落。北越側は「北越の持ち株比率を下げ、関連会社から外れることを企図した」と主張した。

18年9月の一審東京地裁判決は「事業計画の実現に向けた設備投資のため、資金需要があった」と指摘。経営支配権を巡る争いがあったわけではなく、発行目的が不当とは言えないとした。19年7月の二審東京高裁も支持した。〔共同〕

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