私立大学の授業料、8年連続で増加 19年度平均91万円
文科省調査
2019年度に入学した私立大学部生が初年度に支払った授業料の平均額は前年度比0.8%増の91万1716円で、8年連続の増加となったことが26日までに、文部科学省の調査で分かった。全国586校分を集計した。
入学料については0.5%減の24万8813円で、施設整備費は0.9%減の18万194円。実験実習料などを含めて初年度に支払う総額は0.4%増の146万6530円だった。
学部別で授業料を見ると、最も高いのは歯学部322万5206円で、医学部266万6458円が続いた。低額なのは神・仏教学部73万5724円、社会福祉学部75万3689円の順だった。
文科省は20年度に私立小中高校に入学した子どもの授業料や入学料、施設整備費などの合計の平均額も調査。小学校は前年度より4.0%増の85万2863円、中学校が1.4%増の80万7656円、高校(全日制)が1.7%増の74万8924円だった。〔共同〕