陛下61歳、祝賀行事は縮小 一般参賀は2年連続取りやめ
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天皇陛下が61歳の誕生日を迎えられた23日、秋篠宮ご夫妻や菅義偉首相らが皇居・宮殿「松の間」で、陛下に祝意を伝える行事が行われた。新型コロナウイルス禍で、行事は例年より規模を大幅に縮小。皇居での一般参賀は昨年に続き、とりやめられた。
午前に皇族を代表して、秋篠宮ご夫妻が陛下にあいさつ。続いて、菅首相ら三権の長と外交団長が祝意を伝えた。マスク姿の陛下は菅首相に「深く感謝します。いろいろ大変なことがあると思いますが、体に気を付けて仕事を続けてください」と応じ、外交団長に対しては英語でお礼を述べられた。
例年は皇族や三権の長、国会議員らによる祝宴と、各国の駐日大使らを招いた茶会も行われていた。宮内庁はコロナ禍で多くの人が困難に直面する中、祝賀行事は最小限にするという方針で、今年は見送った。〔共同〕