中古車店で銃撃、男性死亡 福島県須賀川市
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22日夜、福島県須賀川市陣場町の中古車販売店で経営者の佐久間剛さん(37)が頭から血を流して倒れているのを警察官が見つけた。県警などによると、銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡。県警は殺人事件とみて、23日に須賀川署に捜査本部を設置した。
県警によると、22日午後7時ごろに佐久間さんの妻から同署に「電話で話している途中、夫が倒れたようだ」との趣旨の通報があり、直後に駆け付けた警察官が、ガレージで倒れている佐久間さんを発見した。司法解剖の結果、死因は頭部銃創による脳損傷と判明した。
現場に銃は残されておらず、県警は容疑者が銃を持ったまま逃走したとみている。佐久間さんの交友関係や中古車の取引などを巡って何らかのトラブルがあった可能性もあるとみて調べる。23日午前、現場の中古車店では県警の捜査員が現場検証を行った。
現場近くに住む主婦(49)によると、午後6時半ごろ「パン」「ドン」という音が3、4回して、その後パトカーや救急車が駆け付けたという。「交通事故かと思ったが殺人事件と知り、びっくりした。怖い」と、おびえた様子で話した。
現場はJR須賀川駅から約800メートル離れた住宅街。〔共同〕